西湖にビール醸造所をつくりたい!
漠然と夢見てたビール醸造
弊社の事業内容を見てたらお分かり頂けると思いますがw
思い立ったら即行動に移す社風で、よく取引先からは何屋さん?って聞かれます^^;
ただ、根幹はブレてないつもりで、デザイン・ITで明日をより良くしたいという想いは常に持ってます。
とはいえ、昔からの夢であったビール醸造はさすがに設備が高額過ぎて、勉強することも多すぎて…いつか出来たらなぁと漠然と夢見ている程度でした。
漠然とした夢が具体化
コロナ禍で苦しむ町の飲食店や宿泊施設、逆に活況を迎えたキャンプ場などのアウトドア事業、自社のようなITメインの広告業もどちらかというとコロナ禍で活況を迎えた業界だと思います。コロナの影響がなくていいねと言われることも多いのですが、自社の強みを活かしてコロナ禍で苦しむ地域の事業者にとってもV字回復の一助となるような事業はできないものかと考えることが多くなりました。
そんな中、事業再構築補助金を活用して業態転換する事業者さんを多く見るようになり、自社もそれを活用して、漠然とした夢だったビール醸造事業を立ち上げることで、自社だけでなく地域の事業者や町、西湖を盛り上げることができるのではないかと考えるに至りました。
事業計画の策定と挫折
早速事業計画策定に乗り出した訳ですが、調べれば調べるほど参入障壁は高く…
富士河口湖町にまだビール醸造所が富士桜高原麦酒の1社しか存在しない理由が分かった気がします。
想定される初期コストは弊社の年商の2倍以上となる6,000万を超え、銀行の担当もさすがに補助金なしでは融資は難しいという回答でした。全くの異業種からの参入ですし、客観的に考えても及び腰になるのは当然ですよね^^;
でも逆に考えれば事業再構築補助金に採択されれば夢が実現できる!
これまで受験勉強でも経験したことないくらい数カ月間集中してPCに向かい事業計画策定を頑張りました。
そして、各所から太鼓判を押してもらえるような事業計画書が完成し、5次公募で初めて申請したのですが…
結果は不採択(;_;)
応募要件は満たしていたもののやはり年次で見るとコロナの影響なく売上が上がっていることが大きな要因だったようです。
補助金額が下がった6次公募でも結果はやはり不採択…
夢は潰えた…と落胆しました。
IB BREWINGさんとの出会い
この事業計画書策定にあたり地銀の担当からも色々なアドバイスをもらったのですが、その中で
融資の審査をする上でやはりネックになるのは異業種からの参入で本当に作れるのか売れるのかという点が挙げられるので、OEMでテスト販売した実績などを作ることは出来ないか
という内容のアドバイスがありました。今考えればこのアドバイスが運命の出会いを生んでくれました。
色々な醸造所を調べてOEM醸造に協力してもらえないかアプローチする中で、広島で頑張る凄い若者ふたりと出会うことが出来ました。
IB BREWING(株式会社StoryAgent)
豪雨災害のあった広島県呉市の限界集落で古民家を活用してクラフトビール醸造されています。
IB BREWINGのストーリー
初めてのオンラインミーティングで意気投合してたしか2時間くらいミーティングしてましたw
OEMでのビール醸造はもちろん、醸造設備や醸造所立ち上げのコンサルティングまで協力してくれることになり、当初想定していた6,000万を超えるコストも4,000万台まで圧縮することが出来ました。
そして補助金なしでも融資してもらえないか再度銀行の担当に相談したところ、可能性はゼロではないという回答をもらうことが出来ました。今は補助金用の事業計画ではなく、純粋に融資をしてもらうための事業計画書を再作成しているところです。是が非でも実現させたい!
OEMビールの仕込み立ち会い
まだまだ書き足りないですが上記のような状況で、IB BREWINGさんの全面協力をもらいながら夢の実現に向けて頑張っているところです。
9月末にはOEM醸造のビール仕込みに立ち会う為、片道800kmの道のりをコンパクトカーに3人乗って呉市まで行ってきました。10月下旬には完成する予定なので、西湖のキャンプ場等でテスト販売を予定してます。