はじめに
2023年、山梨県・西湖、富士山の麓を舞台にした一本の映像作品が生まれました。
それは、Kayak Session TV が主催する映像コンテストへの挑戦。
海外のスリリングなロケーションや高度な映像表現が並ぶ中で、日本の自然、そして当時の自分たちの技術でどこまで表現できるのか。
結果だけを見れば、決して華やかなものではありません。
それでもこのプロジェクトは、ひとつの作品として完成させたこと自体に、大きな意味がありました。
プロジェクトの始まり
この挑戦のきっかけは、現在は AIM LAB. group の一員となった ROBROY 代表・秋元さんの長年の夢でした。
「Kayak Session TV に、自分たちの映像を出したい」
その想いに共感し、エイム側も映像制作チームとして参加することになります。
ロケーションは“偶然”ではなく“選び抜いた結果”
ROBROY チームは、撮影に向けて 何度もロケハンを重ねました。

- どのポイントなら水の表情が最も美しく出るか
- カメラを構える位置はどこが安全で、かつ迫力が出るか
- 富士山の麓というフィールドの中で「物語」が成立する場所はどこか
撮影場所は、
「ここで撮れたらいい」ではなく、「ここで撮る意味がある」ポイントだけが選ばれました。
滝のシーン|全員が“制作チーム”になった瞬間
中でも印象的だったのが、滝から落ちるシーンの撮影です。
このカットではエイムのメンバーも 3人総動員でスタンバイ。
- カメラの位置
- 被写体との距離
- 万が一への備え
すべてを確認しながら、手に汗を握るような緊張感の中で撮影が行われました。

この瞬間、カメラマンも、ディレクターも全員が「制作チーム」であり、同時に「現場の一員」でした。
立ちはだかった現実
完成した映像は自分たちの全力を注いだ一本でした。
しかし、コンテストに並ぶ作品の多くは、
- 海外の圧倒的なロケーション
- 洗練された編集技術
- 長年積み上げられた映像表現
その差は正直に言って、明確でした。
結果は、悔しいものだったと言わざるを得ません。
それでも「やってよかった」と言える理由
それでもこのプロジェクトは、今振り返っても 確実に意味のある制作でした。
- 企画から完成までをやり切ったこと
- チームでひとつの作品を作り上げたこと
- 自分たちに足りないものが、はっきりと見えたこと
そして何より、「次はどうするか」を考えるスタートラインに立てたこと。
この制作が、今につながっている
この映像制作の経験は、その後の活動に確実につながっています。

- 撮影現場での判断力
- 編集に対する視点
- チームで制作することの重要性
今では ROBROY はグループの一員となり、AIM LAB. group として映像・WEB・体験を横断した“制作” に取り組み、日々進化しています。
Project Stories として伝えたかったこと
このプロジェクトは「成功事例」と呼べるものではないかもしれません。
それでも、挑戦し、形にし、次につなげた制作として、Project Stories に残す価値があると考えました。
制作とは、結果だけで語れるものではない。
この一本はそのことを教えてくれたプロジェクトでした。






作品はこちら
Kayak Session TV 映像コンテスト エントリー作品
※当時の制作環境・技術で挑んだ記録としてご覧ください。